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​ご訪問ありがとうございます

この度はももじろうこと、川島一剛のポートフォリオサイトにご来場いただき、ありがとうございます。

当サイトで少しでも私の作品及びフォトグラファーとしての人となりが伝われば幸いです。

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 さて、カメラマンがモデルさんに向き合い、イメージを具現化していくプロセスは十人十色だと思います。出会って、他愛のない話をしながら掴む時もあれば、他のカメラマンさんが撮影した作品を通してイメージを膨らませたりする時もあります。

私も同様なプロセスを通じてイメージを膨らませるのですが、ちょっと変わった癖があって、イメージが膨らんでいくにつれて頭の中に音楽が流れます。それはちょっと懐かしいRock'n'Rollだったりすることが非常に多いです。昔、バンドマンだったってことも影響しているんでしょうね。

キラキラと輝いていて、最高にカッコいい曲が流れるときは本当にカッコよくも可愛らしく撮るイメージが固まってくるし、唯一無二のメンバーが揃ったバンドが奏でる曲のときはそのメンバーのようにボーイッシュでありながら悩ましい雰囲気をイメージしたりします。

 そんなやり方でイメージを膨らませたり共有したりできるのかなぁ、と思う時もありましたがこれが自分らしいやり方なんだって思わせてくれる曲に先日出会いました。

 

それは、あいみょんの「君はロックなんて聴かない」です。

 あの歌の中で主人公の男が自分の好きな女の子(多分、年下で趣味趣向も異なる子)に一生懸命自分の感情に近いロックのレコードを「きっとこの曲なんて知らないだろうしロック自体聴かないだろうな」と思いつつもどこか嬉々として自分の心の想いを代弁するロックを聴かせている。きっとその行為を通じて想いを伝えたいんでしょうね。

 同じように私も「こんなやり方でイメージを共有できるかなぁ」と思いながらも頭の中で流れる曲に合わせて「こんな服、着てくれたら最高だな」「こんな風に振り返ったところを撮りたいな」とイメージを膨らませていました。

 モデルさんを素敵だな、と思いつつもジェネレーションギャップを感じる場面にも多々遭遇します。でも仮にモデルさんが完全にプロの技を見せて最高の表情を見せたとき、ファインダーを覗いてシャッターを切るこちら側が父親世代の視線のままじゃ話は始まらない。そこだけは、「ファインダーの中の世界」だけはその表情を受け取り、応える男としてのカメラマンでなければいけない。

そんなとき、僕の頭の中に「彼女が知らない」であろうRock'n'Rollが降りてきて撮りたいものを具現化してくれるのです。撮影時に頭の中で流れているときほど、「ファインダーの中で男になること」ができて、後でデータを見返したときに納得がいく撮影ができていたりします。きっとそのモデルさんのイメージがしっかりと自分の中で捉えられてシャッターが切れているんでしょうね。

「​作品を撮るなら、見る人全員がその子に恋をしてしまう作品を」

そんなことをモットーに撮影をしております。

だからこそ一緒に「素敵なRock'n'Rollが流れるような撮影」で良い作品を作りませんか?

何卒よろしくお願いいたします。そして末筆ながら皆様が健康でありますように。

​ももじろう(川島一剛)

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